ご相談内容
右のお尻から足にかけての痛みがあり、夜も痛みで目が覚めてしまうとのことでご相談いただきました。
眠ろうとしても痛みが気になり、ようやく寝ついても夜中に目が覚めてしまう状態でした。
夜ぐっすり眠れないことは、体だけではなく、日中の疲れや気持ちにも影響します。
初回は、まず仙骨や背骨全体の状態を確認しながら、体のバランスを見ていきました。
体の状態
検査では、仙骨が左へ傾くような状態が見られました。
当院では、仙骨を背骨の土台として大切に見ています。
仙骨の傾きによって腰まわりのバランスが崩れると、右側のお尻から足にかけて負担が出やすくなることがあります。
今回のケースでも、右側の坐骨神経へ負担がかかりやすい状態になっている可能性を考えながら施術を進めました。
また、股関節の動きも確認しました。
可動域そのものは大きく悪い状態ではありませんでしたが、左右を比べると右側に気になる点がありました。
右側だけ、股関節の外側にある骨の出っ張り付近を押した時に痛みがあり、股関節を調整した時にも、右だけ少し浮いているような感覚がありました。
そのため、今回は坐骨神経まわりだけではなく、右股関節の安定感も大切なポイントだと考えました。
施術内容
施術では、仙骨と背骨全体の状態を確認しながら、体の土台から整えていきました。
痛みがある場所だけを見るのではなく、仙骨・腰椎・股関節のつながりを確認しながら施術を行いました。
特に今回は、仙骨の傾きと右股関節の安定感を意識して施術しました。
股関節は、動けばよいというだけではありません。
可動域があっても、片側だけ支えが弱くなっていたり、股関節が安定しにくい状態だったりすると、お尻まわりや腰まわりに負担が出ることがあります。
そのため、右股関節がより安定して動けるように、無理のない範囲で調整を行いました。
経過
施術を続ける中で、患者さんから
「夜はだいぶ眠れるようになりました」
というお話をいただきました。
痛みで夜中に目が覚めていた状態から、眠れる時間が増えてきたことは大きな変化でした。
ただし、右のお尻の痛みはまだ残っていたため、そこで終わりとは考えず、引き続き体の状態を確認していきました。
今回は、ご自宅でも続けられるように、股関節を整える体操動画をお送りすることにしました。
施術で整えた状態を、日常生活の中でも支えられるようにするためです。
院長コメント
右のお尻から足にかけての痛みは、痛みの出ている場所だけを見ても原因がわかりにくいことがあります。
仙骨の傾き、腰椎の状態、股関節の安定感、普段の姿勢や体の使い方など、いくつかの要素が重なって症状として出ている場合があります。
今回の方も、仙骨の傾きに加えて、右股関節の安定感が気になりました。
当院では、痛みを一時的に追いかけるだけではなく、仙骨・背骨・股関節のつながりを確認しながら、その方の状態に合わせた施術とセルフケアをお伝えしています。
「夜、痛みで目が覚める」
「お尻から足にかけて違和感がある」
「歩く時や座っている時に片側だけ気になる」
このような場合は、腰だけではなく、仙骨や股関節の状態も見直してみることが大切です。
当院ではこれからも、その方の体だけではなく、やりたいことや当たり前の日常を長く続けられるよう、一緒に体づくりを考えていきます。

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